警察の極上プロファイラーが実験と称して私を溺愛してくる
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パトカーに乗せられて県警に連れて来られた小夜歌は、取調室に連れていかれた。
そこで刑事と向かい合わせに座り、きかれたことに答えていく。
一通りの話を終えたとき、いきなりドアが開かれた。
「無事か!?」
飛び込んできたのは真玄だった。慌てふためいた彼の様子に、小夜歌は目を丸くした。
「……彼女と話しがしたい」
真玄が言うと、刑事は席を立つ。
「ちょうど聴取を終えたところです」
彼が扉を閉めて出て行った直後、真玄は座っている小夜歌をぎゅっと抱きしめた。
「え、なに、待って」
小夜歌はもがくが、真玄はがっちり抱きしめて離さない。
「通り魔に遭ったと聞いて心臓が潰れるかと思った」
「大袈裟ね、大丈夫よ。バッグがちょっと切られちゃったけど。お気に入りだったのに」
おどけたように言うが、その声は震えている。
「無理するな」
優しく安心させる声音に、小夜歌の目に涙が浮かんだ。真玄の服をすがりつくように掴む。
「……本当は、怖かった。」
「そばにいてやれなくて悪かった。俺が送るべきだった」
「違うの。節約しようと思って電車で帰った私が悪いの。言われた通りにタクシーを使えば良かった」