眠りの令嬢と筆頭魔術師の一途な執着愛
ざわついていた会場内が、一瞬で静寂に包まれた。ヴェルデは今まであった出来事を思い出し、一つ一つをかみしめるようにして目を瞑り、ローラの言葉を聞いている。
「そんな私を、ヴェルデ様は救ってくださいました。私の絶望を受け止め、ただただ泣き崩れる私に、一緒に生きていこうと言ってくださったのです。どうして起こしたのだと、ヴェルデ様に対して言ってはいけないことを言った私に、居場所を作ってくださったのです。そしてこんな私にいつも愛をくださり、どんなことからも守ってくださいました」
ローラは一言一言を大切に、思いを込めて発している。それが伝わるのだろう、ローラを見つめる人々の瞳はいつの間にか慈愛に満ちていた。
「私を狙う人間がいたことは事実です。そしてもしかしたら今後もそんな人間が現れてしまうかもしれない。それはこの国にとって良くないことなのは承知しています。私がいるせいで、皆様にご迷惑をお掛けしてしまうかもしれないことは、本当に申し訳ないことだと思っています。……でも、私は、ヴェルデ様と一緒にこの国で生きていきたいのです。ヴェルデ様がくださった居場所で、ヴェルデ様にいただいた愛を、きちんとお返ししていきたい。私は、ヴェルデ様を心から愛しています。この気持ちに嘘はありません」
ローラの言葉に、会場内の令嬢たちがうっとりとしながらため息を漏らす。令嬢たちは皆、ローラを憧れの眼差しで見つめていた。
「どうか、私がこの国で生きていくことを認めてくださいませんでしょうか」
そう言って、ローラは深々とお辞儀をした。そんなローラに、会場のあちこちから拍手が沸き起こる。
「そんな私を、ヴェルデ様は救ってくださいました。私の絶望を受け止め、ただただ泣き崩れる私に、一緒に生きていこうと言ってくださったのです。どうして起こしたのだと、ヴェルデ様に対して言ってはいけないことを言った私に、居場所を作ってくださったのです。そしてこんな私にいつも愛をくださり、どんなことからも守ってくださいました」
ローラは一言一言を大切に、思いを込めて発している。それが伝わるのだろう、ローラを見つめる人々の瞳はいつの間にか慈愛に満ちていた。
「私を狙う人間がいたことは事実です。そしてもしかしたら今後もそんな人間が現れてしまうかもしれない。それはこの国にとって良くないことなのは承知しています。私がいるせいで、皆様にご迷惑をお掛けしてしまうかもしれないことは、本当に申し訳ないことだと思っています。……でも、私は、ヴェルデ様と一緒にこの国で生きていきたいのです。ヴェルデ様がくださった居場所で、ヴェルデ様にいただいた愛を、きちんとお返ししていきたい。私は、ヴェルデ様を心から愛しています。この気持ちに嘘はありません」
ローラの言葉に、会場内の令嬢たちがうっとりとしながらため息を漏らす。令嬢たちは皆、ローラを憧れの眼差しで見つめていた。
「どうか、私がこの国で生きていくことを認めてくださいませんでしょうか」
そう言って、ローラは深々とお辞儀をした。そんなローラに、会場のあちこちから拍手が沸き起こる。