眠りの令嬢と筆頭魔術師の一途な執着愛
「ノエルとは魔法研究で意気投合して、仕事仲間としては本当にいいやつだと思う。でも、彼女はそれだけの気持ちでおさまらなかったんだろう。何度か告白されて、周囲にも勝手に恋人同士だと誤解されたけど、俺はずっと断っていた。女性として見たことは一度もないって」

 ヴェルデの表情に嘘は見当たらない。むしろ、ローラに信じてもらいたくて仕方がないという顔をしている。

(ノエル様とヴェルデ様は恋人ではなかった……。私にしか触れたくない、反応しないだなんて)

 ヴェルデの言葉を思い出し、ローラはだんだんと顔を赤らめる。そんなローラを見て、ヴェルデは嬉しそうに微笑む。

「俺の言っていること、信じてもらえた?俺がずっと夢中なのは過去も今も未来もローラただ一人だよ。ローラだけが、俺をこんな気持ちにさせるんだ」
「う、嬉しいです……」

 両手を頬に添えて小声でそう言うローラを見て、ヴェルデはもう我慢ならない。ローラの両手首を掴んで引き寄せ、ローラにキスをする。何度も何度も口づけ、二人はそのままベッドに倒れ込んだ。

「ローラ、愛してる。どんなことがあっても、これからも君を守り、幸せにすると誓うよ。ずっと一緒だ」

 ヴェルデの言葉に、ローラは心の底から嬉しいと言わんばかりの笑顔を向ける。それを見てヴェルデも微笑み、ヴェルデはローラに覆いかぶさった。




 百年もの間眠り続けていた令嬢は、目覚めさせてくれた筆頭魔術師に愛され、いついかなる時でも筆頭魔術師とその友人から徹底的に守られる。数年後、二人の間に可愛らしい子供が生まれ、その子供は二人と二人を取り巻く暖かく優しい人たちに可愛がられ、守られながらすくすくと育ってくのだった。




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