眠りの令嬢と筆頭魔術師の一途な執着愛
「いいんだよ、むしろそう思ってもらえて嬉しい。俺は、ローラとエルヴィン殿下が手も繋いだことがなかったと聞いて本当に嬉しかった。ローラがオーレアン卿に攫われた時、あの男にローラが触れらただけでも許せなかった。今でも許せない、本当に」
低い声で唸るようにヴェルデは言う。ローラから体を離すと、ヴェルデはローラの顔を愛おしそうに覗き込んだ。
「前に、ローラみたいな女性に出会いたいとずっと思っていたと言ったことがあっただろう。何度か女性とお付き合いしてみようと試みたことはあるんだ。でも、キスはおろか体の関係も持てなかった。俺が、俺の体が反応しなかったんだよ」
ヴェルデの言葉にローラは首を傾げる。ヴェルデは隙あらばローラに触れたがり、キスをしたがる。夜の営みだってどこにそんな体力があるのかというほどだ。そんなヴェルデの体が反応しないというのは信じ難い。
「俺はローラにしか触れたくないし、キスもしたくない。ローラにしか反応しない。ローラに出会う前なのに、ローラにしか興味が持てなかったんだ。どうせ俺に寄ってくる女は俺の外見か地位目当てだったから、それなら女性と付き合う必要もない、そう思った」
そんな日々を過ごす中で、仕事でノエルと出会う。
低い声で唸るようにヴェルデは言う。ローラから体を離すと、ヴェルデはローラの顔を愛おしそうに覗き込んだ。
「前に、ローラみたいな女性に出会いたいとずっと思っていたと言ったことがあっただろう。何度か女性とお付き合いしてみようと試みたことはあるんだ。でも、キスはおろか体の関係も持てなかった。俺が、俺の体が反応しなかったんだよ」
ヴェルデの言葉にローラは首を傾げる。ヴェルデは隙あらばローラに触れたがり、キスをしたがる。夜の営みだってどこにそんな体力があるのかというほどだ。そんなヴェルデの体が反応しないというのは信じ難い。
「俺はローラにしか触れたくないし、キスもしたくない。ローラにしか反応しない。ローラに出会う前なのに、ローラにしか興味が持てなかったんだ。どうせ俺に寄ってくる女は俺の外見か地位目当てだったから、それなら女性と付き合う必要もない、そう思った」
そんな日々を過ごす中で、仕事でノエルと出会う。