ロマンスに心酔



次に目が覚めたとき、外はもう薄暗かった。

んー、と大きな伸びをしてから起き上がる。


「(あ、だいぶまし⋯⋯)」


ぐっすりと眠ったからか、身体はずいぶん軽くなっている。


ゆっくりとベッドから降りて、外れかけている冷えピタを剥がす。

リビングの時計は18時を指していた。


「(おなか、すいた⋯⋯)」


冷蔵庫を開けると、たくさんのゼリーやプリン、ポカリ、冷えピタが入っていた。


「(すごい、いっぱいだ⋯⋯)」


とりあえずポカリを一口飲み、いろんな果物が入ったゼリーと冷えピタを1枚取り出した。


「ん、おいし⋯⋯」


冷えピタを貼って、ダイニングテーブルでゼリーを頬張る。

そういえばスマホ、と途中で思い出し、カバンから取り出すと、少し前にせんぱいから連絡が来ていた。


───“起きてるかな?いまから寄ります”

“いま起きました。ゼリー、ありがとうございます。お気をつけて”


何だかそわそわしてしまう気持ちを抑えながら、気持ち程度前髪を触って整えた。

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