ロマンスに心酔



ぽつぽつとお話しながら、あっという間に食べ終わる。

ごちそうさまをして、お皿を食洗機に投入。

スイッチを押して、歯を磨いた。


「⋯⋯前の部屋で寝る?」


「へっ、あ⋯⋯」


「⋯⋯よかったら、一緒に、寝ませんか」


「⋯⋯っ、いいん、です、か⋯⋯?」


「おれは、一緒に寝たい」


「⋯⋯っ」


ド直球だ。

まっすぐ見つめられてそんなことを言われて、断れるわけがない。

言葉にできなくて、コクコクと必死に頷く。


「⋯⋯じゃ、いこ」


「は、い⋯⋯」


寝室へと向かうせんぱいに着いていく。

せんぱいらしいシンプルな部屋。

予想通り、ベッドはかなり大きい。


「(ベッド⋯⋯)」


いざ目の前にあると、やっぱりすごく緊張する。


「さな壁側いきな。落ちないように」


「あ、りがとう、ございます⋯⋯」


ゆっくりとベッドに乗り上げると、硬すぎず柔らかすぎずでとても寝心地が良さそうだ。

せんぱいが寝転んだときに鳴ったベッドの音が、より緊張感を呼ぶ。


< 140 / 145 >

この作品をシェア

pagetop