ロマンスに心酔
「ん〜!めっちゃおいしいです〜!」
「ふ、目きらきら。よかった、喜んでくれてうれしい」
「お店出せますよせんぱい!」
「さなちん限定レストランだな」
「毎日通っちゃいます!」
本当においしい。
食べ切るのがもったいないけれど、おいしすぎてどんどん食べる手が進む。
「このサラダ、ドレッシングお手製ですか?」
「ああ、そう。簡単なやつだけど」
「すごい!おいしいです、程よく酸っぱくて」
「おれもこれすき」
幸せだ。
1週間の疲れが瞬く間に癒されていく。
「やっぱりせんぱいのごはんは最高ですね!」
「うれしいわ、ありがとう」
何度も何度もおいしいと繰り返すわたしのことを、せんぱいはやさしい顔で見つめていた。