ロマンスに心酔



「ほんっとにおいしかったです!ごちそうさまでした」


「お粗末さまでした」


あっという間に食べ終わってしまい、食器をキッチンへと運ぶ。

洗い物は食洗機にお任せということで、さっと汚れを流して食洗機に入れた。


「よし、送るよ」


「すみません、ありがとうございます」


ソファのそばに置いていた荷物を取り、忘れ物がないか確認する。


「繁盛期乗り越えたらまた食べに来てな」


「いいんですか!?ぜひ⋯⋯!」


新たなご褒美だ。

いまのところ、いろいろな約束をすべて叶えてくれているから、ますます期待してしまう。


「ん。きついだろうけど、無理せず頑張ろうな」


「はい!無理せず!」


「じゃ、行こ」


「おじゃましました」


またお訪ねできる日を夢見て、せんぱいの家を出た。

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