御曹司様、あなたの子ではありません!~双子がパパそっくりで隠し子になりませんでした~
高校を卒業した私は、服飾系の四年制大学に進学した。家業の紡績会社の役に立てればと思ったのだ。
経営は兄たちに任せるとして、私は販路の拡大など、業務面で役に立ちたい。
進路については皇樹さんにも相談済み。いずれ久道家に嫁ぐことは決まっているけれど、結婚までしばらくは家業を手伝おうと思っている。彼も賛成してくれてホッとした。
もともとファッションやテキスタイルには興味があったので、大学での専門的な勉学は楽しい。そして大学生らしいキャンパスライフも、それなりに楽しんでいた。
「ねえねえ。楓って彼氏いるの?」
放課後、作業室でいつも一緒になる同級生――瀬那に尋ねられた。
瀬那は服飾の勉強が大好き。熱心に講義を聞いて、終わると講師のもとへ質問に飛んでいく。そんな彼女の姿勢が気になり、声をかけたら意気投合した。
「彼氏っていうか許嫁がいるよ」
「えっ……いいなずけって……ええ!? そんなもの現代に存在するの!?」
そう驚く彼女は、交際と破局を繰り返しているそう。私にはそちらの方がよほど現実とは思えないけれど。
経営は兄たちに任せるとして、私は販路の拡大など、業務面で役に立ちたい。
進路については皇樹さんにも相談済み。いずれ久道家に嫁ぐことは決まっているけれど、結婚までしばらくは家業を手伝おうと思っている。彼も賛成してくれてホッとした。
もともとファッションやテキスタイルには興味があったので、大学での専門的な勉学は楽しい。そして大学生らしいキャンパスライフも、それなりに楽しんでいた。
「ねえねえ。楓って彼氏いるの?」
放課後、作業室でいつも一緒になる同級生――瀬那に尋ねられた。
瀬那は服飾の勉強が大好き。熱心に講義を聞いて、終わると講師のもとへ質問に飛んでいく。そんな彼女の姿勢が気になり、声をかけたら意気投合した。
「彼氏っていうか許嫁がいるよ」
「えっ……いいなずけって……ええ!? そんなもの現代に存在するの!?」
そう驚く彼女は、交際と破局を繰り返しているそう。私にはそちらの方がよほど現実とは思えないけれど。