きっとそれは幸せな夢だった
「てかこの前も帰る時間被らなかったっけ、」

「あーー、あの雨だった日な。ゼミ長引くと大体これくらいの時間になるんだよなあ。」

「ふーん。…あ、私先シャワー浴びていい?暑くて死にそう。」

「いいけど程々で出てこいよ、俺も汗やばいし。」


少し怪訝そうな顔でそう言う兄を

わかったわかったー、とあしらって

私は荷物を部屋に置いてから、脱衣所に直行した。


「ふぅー…、さっぱりする…、」


少し温度を下げたシャワーは

肌に当たるだけで気持ちよくて、私はやっとそこでひと息ついた。
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