きっとそれは幸せな夢だった
「あれ、もー飯食ってんのー?」

「あ、お兄ちゃん。私もうお風呂出てるよ?電話誰から?」

「んあー、まあ、友達?…おっ、今日肉じゃがじゃん、うまそー、」


部屋から出てきた兄は

そう言って私のじゃがいもを、ひょいと指で摘んだ。


「あー!私のじゃが!」

「うめー。はやくシャワー浴びてくるわ、」

「もー、横取りしないでよー。」

「そう怒んなって。可愛い顔が台無しだぞー。」


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