ワケありニートな年下ワンコを飼いました
それなのに、どうして帰ってきてくれないの?
もしかして、事故とか事件に巻き込まれたんじゃ……最近、いろいろと物騒だし。
ほかの女性となにかあることよりも、そっちのほうが嫌だわ。もうなんでもいいから、とにかく無事に帰ってきてほしい。
スマホを握りしめて玄関に座り込んでいたら、ふいにドアが開いた。
「ただいまぁ。すみません、遅くなって……って、彩女さん、どうしたんですか!」
ガクくんは慌てて靴を脱いで、隣にしゃがみ込んだ。ああ、帰ってきてくれた。
「お、おか、おかえり……遅い~!」
「あーごめんなさい、ごめんなさい。そんなに泣かないでくださいよぉ」
私を抱きしめて、子どもを宥めるように頭を撫でてくれる。
余計に涙が出てきたのは、安心したからというだけじゃない。ガクくんへの気持ちが、一気にこみ上げてきたせい。
やっぱり、大好き。決して大きくはない背中だけど、私を包み込むには十分だし、優しくて温かい。
「あまりに時間がかかっているから、もしかしてなにかあったのかなとか……いろいろ考えちゃって、心配したんだから」
「タクシーの運転手さんが道を間違えて、ものすごく遠回りしちゃったんですよ。途中で、彩女さんにLINEしましたけど」
「きてない……」
「えー? ちゃんと送ったのに……あ!」
ポケットからスマホを取り出して画面を確認すると、ガクくんはばつが悪そうに頬を掻いた。
もしかして、事故とか事件に巻き込まれたんじゃ……最近、いろいろと物騒だし。
ほかの女性となにかあることよりも、そっちのほうが嫌だわ。もうなんでもいいから、とにかく無事に帰ってきてほしい。
スマホを握りしめて玄関に座り込んでいたら、ふいにドアが開いた。
「ただいまぁ。すみません、遅くなって……って、彩女さん、どうしたんですか!」
ガクくんは慌てて靴を脱いで、隣にしゃがみ込んだ。ああ、帰ってきてくれた。
「お、おか、おかえり……遅い~!」
「あーごめんなさい、ごめんなさい。そんなに泣かないでくださいよぉ」
私を抱きしめて、子どもを宥めるように頭を撫でてくれる。
余計に涙が出てきたのは、安心したからというだけじゃない。ガクくんへの気持ちが、一気にこみ上げてきたせい。
やっぱり、大好き。決して大きくはない背中だけど、私を包み込むには十分だし、優しくて温かい。
「あまりに時間がかかっているから、もしかしてなにかあったのかなとか……いろいろ考えちゃって、心配したんだから」
「タクシーの運転手さんが道を間違えて、ものすごく遠回りしちゃったんですよ。途中で、彩女さんにLINEしましたけど」
「きてない……」
「えー? ちゃんと送ったのに……あ!」
ポケットからスマホを取り出して画面を確認すると、ガクくんはばつが悪そうに頬を掻いた。