ワケありニートな年下ワンコを飼いました
いつものウイスキーをひと口飲むと、甘く華やかな香りが鼻から抜けて、とてもリラックスした気持ちになる。やっぱり、ここで飲むお酒は格別ね。
今日は金曜で、私が来たときはそこそこ賑わっていたけれど、もう閉店間際だからお客さんはいない。ゆったりした空間が、とても心地よかった。
「涼介さーん。ゴミ袋のストック、ないみたいー」
奥のキッチンから、ガクくんが顔を出した。
「あれぇ、そうだったっけ」
「コンビニで買ってくるよ。ほかにいるものある?」
「ゴミ袋だけでいいよ。あ、レシートは忘れず貰ってね」
「はぁい。彩女さん、もうすぐ終わるので待っていてくださいねー」
コートを着ながら、ガクくんが笑顔を向けてくる。その表情がこれまでと違うように見えるのは、私の気持ちに変化があったからなのかな。
「……根は真面目なんですよ」
お店を出ていくガクくんの後ろ姿を見て、マスターが目を細めながら言った。
「誠実で一途なことは保証します。世間に揉まれていないこともあって、打たれ弱いんですけどね」
確かに、そういうところはあるかもしれない。
メンタルが弱いと言ってしまうと少々乱暴だけど、傷つくのを避けるために、あえて物事を正面から捉えないようなところがあるから。私と違って、とても繊細なんだと思う。
今日は金曜で、私が来たときはそこそこ賑わっていたけれど、もう閉店間際だからお客さんはいない。ゆったりした空間が、とても心地よかった。
「涼介さーん。ゴミ袋のストック、ないみたいー」
奥のキッチンから、ガクくんが顔を出した。
「あれぇ、そうだったっけ」
「コンビニで買ってくるよ。ほかにいるものある?」
「ゴミ袋だけでいいよ。あ、レシートは忘れず貰ってね」
「はぁい。彩女さん、もうすぐ終わるので待っていてくださいねー」
コートを着ながら、ガクくんが笑顔を向けてくる。その表情がこれまでと違うように見えるのは、私の気持ちに変化があったからなのかな。
「……根は真面目なんですよ」
お店を出ていくガクくんの後ろ姿を見て、マスターが目を細めながら言った。
「誠実で一途なことは保証します。世間に揉まれていないこともあって、打たれ弱いんですけどね」
確かに、そういうところはあるかもしれない。
メンタルが弱いと言ってしまうと少々乱暴だけど、傷つくのを避けるために、あえて物事を正面から捉えないようなところがあるから。私と違って、とても繊細なんだと思う。