ワケありニートな年下ワンコを飼いました
凛子や凌也をはじめとして、会社の人たちにもこの話はしている。コンサル会社勤務を経て独立する人は結構いるから、みんな私を応援してくれていた。
目標は35歳での起業。そのために、いまは必死にノウハウと人脈を蓄積しているところ。
「まだ結婚しないのか、とか思うかもしれないけど……私、結婚には興味がなくて。子どもが欲しいとかも、まったく思わないの。それより体と頭が動く限りは、ブランクを作ることなくずっと仕事をしていたい」
言えた。やっと言えた。自分の正直な気持ちを。
言葉にしてみたら、どうしてこんなことが言えなかったのだろうと思った。
簡単なはずなのに。結婚は考えていない、ずっと仕事がしたい。ただ、それだけのことなのに。勝手に親の気持ちを推し量って、期待外れな自分に落胆して。自分で自分を縛りつけていただけなんだと、ようやく気がついた。
「事業を興すって、コンサルティングの会社?」
私の話がひと区切りしたのを見計らって、母が口を開いた。表情と声のトーンは、いつもと変わらない。
「うん。だけど経営コンサルだけじゃなくて、ITコンサルとか事業開発とか、いろいろなことができる会社にしたくて。そのために、いま人脈をたくさん作っているの」
「へぇ~。お母さんにはよく分からないけど、なんだかすごそうね」
……妙に軽い調子なんだけど。なんだか、拍子抜け。
目標は35歳での起業。そのために、いまは必死にノウハウと人脈を蓄積しているところ。
「まだ結婚しないのか、とか思うかもしれないけど……私、結婚には興味がなくて。子どもが欲しいとかも、まったく思わないの。それより体と頭が動く限りは、ブランクを作ることなくずっと仕事をしていたい」
言えた。やっと言えた。自分の正直な気持ちを。
言葉にしてみたら、どうしてこんなことが言えなかったのだろうと思った。
簡単なはずなのに。結婚は考えていない、ずっと仕事がしたい。ただ、それだけのことなのに。勝手に親の気持ちを推し量って、期待外れな自分に落胆して。自分で自分を縛りつけていただけなんだと、ようやく気がついた。
「事業を興すって、コンサルティングの会社?」
私の話がひと区切りしたのを見計らって、母が口を開いた。表情と声のトーンは、いつもと変わらない。
「うん。だけど経営コンサルだけじゃなくて、ITコンサルとか事業開発とか、いろいろなことができる会社にしたくて。そのために、いま人脈をたくさん作っているの」
「へぇ~。お母さんにはよく分からないけど、なんだかすごそうね」
……妙に軽い調子なんだけど。なんだか、拍子抜け。