ワケありニートな年下ワンコを飼いました
「持って帰って、悠と莉麻にも食べさせてやりたい。美奈も、お前の料理を食べたがっていたしな」
「お母さんが?」
美奈さんがお母様で、悠くんと莉麻ちゃんがきょうだいね。みんな、ガクくんの料理が大好きなんだ。
「雅空の料理は美味しいからな。これも、みんな喜んで食べるだろう。テイクアウトの料金は払うから」
「う、ううん! いらないよ、お金なんて! 待って、準備してくるね!」
そう言ってキッチンへ駆け込んでいくガクくんの瞳に、光るものが見えた気がした。
そんなふたりのやり取りを見て、マスターがくすくす笑う。
「相変わらず素直じゃないね、兄さん」
「なにがだ」
「今度は、家族で食べにきなよ。開店前でもいいからさ」
「そのうちな」
なんだかいいな。言葉にしなくても理解できている感じ。兄弟って、こういうものなのかな。
マスターが出してくれた食後のブランデーを飲むと、なんだか心がポカポカと温まってきた。やっぱり今日は、いい日だったわね。
「はい、お待たせ」
しばらくすると、ガクくんが嬉々とした表情で戻ってきた。
「ビスクとガーリックライスは分けてあるからね」
「分かった」
テイクアウト用の容器を入れたビニール袋を受け取ると、初めてお父様の口元が少しだけほころんだ。
「お母さんが?」
美奈さんがお母様で、悠くんと莉麻ちゃんがきょうだいね。みんな、ガクくんの料理が大好きなんだ。
「雅空の料理は美味しいからな。これも、みんな喜んで食べるだろう。テイクアウトの料金は払うから」
「う、ううん! いらないよ、お金なんて! 待って、準備してくるね!」
そう言ってキッチンへ駆け込んでいくガクくんの瞳に、光るものが見えた気がした。
そんなふたりのやり取りを見て、マスターがくすくす笑う。
「相変わらず素直じゃないね、兄さん」
「なにがだ」
「今度は、家族で食べにきなよ。開店前でもいいからさ」
「そのうちな」
なんだかいいな。言葉にしなくても理解できている感じ。兄弟って、こういうものなのかな。
マスターが出してくれた食後のブランデーを飲むと、なんだか心がポカポカと温まってきた。やっぱり今日は、いい日だったわね。
「はい、お待たせ」
しばらくすると、ガクくんが嬉々とした表情で戻ってきた。
「ビスクとガーリックライスは分けてあるからね」
「分かった」
テイクアウト用の容器を入れたビニール袋を受け取ると、初めてお父様の口元が少しだけほころんだ。