貧乏令嬢のポジティブすぎる契約結婚〜継母としてもがんばります!〜

「ディアンヌ、疲れていないか?」

「わたしは大丈夫です。慣れてますから」

「ピーターのあんなに楽しそうな姿は初めて見た」

「元気になってよかったですね」


昼と夜はお腹いっぱい食事をとって、思いきり体を動かしたことでピーターも満足したのかもしれない。
少しずつではあるが前に進めたような気がして安心していた。


「……ディアンヌのおかげだ」


リュドヴィックの言葉にディアンヌは笑みを浮かべた。
彼にはメリーティー男爵家を助けてもらっている。
ディアンヌもこうしてピーターと過ごす時間は楽しいと感じていた。
何よりピーターは天使のように可愛らしい。眼福である。


「わたしもリュドヴィック様のお役に立てたら嬉しいです」

「……!」

「助けてくださってありがとうございます」


そう言うと、リュドヴィックはスッと視線を逸らしてしまう。
ディアンヌが笑顔のままで固まっていると、彼の耳がほんのりと色づいているのが見えた。

(リュドヴィック様、どうしたのかしら?)

ディアンヌはリュドヴィックの行動にどんな意味があるのか考えていると……。
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