白雪姫は寵愛されている【完】
…これは序の口だったみたい。
そう気が付くには時間は掛からなかった。
ようやく消えかけた文字は、席を外すたびにまた文字が書かれていて。
教室に入るたびに物を投げられた。
変な匂いがする丸められたティッシュだったり、黒板消しだったり、他には開いてあるジュースのパックだったり。
その度にくすくすと笑い声。
泣きたい気持ちと、動揺を無理矢理抑え込む。
ここで泣いたらきっと…もっと酷い事されてしまうかもしれない。
こんな事にならない為に、目立たないようにしていた。だけど…もう取り返しがつかない。
”また”こうなる運命だったのかも知れない。
私は所詮…そんな人間であると。
思い知らされた気分。
───────昼休み。
チャイムが鳴り、バッグを持ってすぐに教室を出た。
ここまでよく頑張った…そう思いながら。
先生はあてにできない。見て見ぬふりをしているから。先生だって、面倒な事に関わりたくない。だってここは”自由”だもの。警察ごとにならなければ、何でもいいんだもの。
早歩きで向かう先は図書館。
あそこなら人が全然いないし、いたとしても広いから。誰かと会うことも少ないのもよく知っている。
行くなら図書館しかない。
「……あっ!」
廊下で盛大に転んだ。
何かに躓いたみたい。
振り返ると数人の女子。
腕を組み足を少し前に出している人が一人。
あとは取り巻きのように彼女の後ろに四人いた。
そう気が付くには時間は掛からなかった。
ようやく消えかけた文字は、席を外すたびにまた文字が書かれていて。
教室に入るたびに物を投げられた。
変な匂いがする丸められたティッシュだったり、黒板消しだったり、他には開いてあるジュースのパックだったり。
その度にくすくすと笑い声。
泣きたい気持ちと、動揺を無理矢理抑え込む。
ここで泣いたらきっと…もっと酷い事されてしまうかもしれない。
こんな事にならない為に、目立たないようにしていた。だけど…もう取り返しがつかない。
”また”こうなる運命だったのかも知れない。
私は所詮…そんな人間であると。
思い知らされた気分。
───────昼休み。
チャイムが鳴り、バッグを持ってすぐに教室を出た。
ここまでよく頑張った…そう思いながら。
先生はあてにできない。見て見ぬふりをしているから。先生だって、面倒な事に関わりたくない。だってここは”自由”だもの。警察ごとにならなければ、何でもいいんだもの。
早歩きで向かう先は図書館。
あそこなら人が全然いないし、いたとしても広いから。誰かと会うことも少ないのもよく知っている。
行くなら図書館しかない。
「……あっ!」
廊下で盛大に転んだ。
何かに躓いたみたい。
振り返ると数人の女子。
腕を組み足を少し前に出している人が一人。
あとは取り巻きのように彼女の後ろに四人いた。