白雪姫は寵愛されている【完】
女生徒達の間から見えたのは、同じ制服の男子生徒四人。全員がニヤニヤと笑っている。
…な、なに?
どうして…ここに、
待っていた、と言わんばかりに。
男子生徒達に視線を送る。
「やっと来たのね。この女、立ち直れないぐらい好きにヤッちゃってよ」
「うわ、モサッ!」
「もう少しいい奴にしてくれよな」
やる…?やるって何を…?
訳の分からない私を置いて、目の前の生徒達は楽しそうにお喋り。
そして、一人の男子生徒が私に近付く。
「まっ、ヤれるなら何でもいっか♪」
そう言って、私のリボンを引き千切るように、引っ張られた。ブチッと音がして、リボンだけじゃなく、何個かボタンが取れたのだと分かった。
っ─────…!!
「いやっ!!」
「うおっ!?」
ヤンキー座りだった彼を押し返した。その座り方のお陰で簡単に押し返す事が出来た。
尻餅をつく彼に驚く彼らの隙間を急いで駆け抜けた。
「っ!?どこ行くのよ!」
「追いかけるぞ!!」
追ってくるのを横目に走った。
ひたすらに走った。
なんとなく、嫌な予感がした。
何か変なことをされる、そんな気がしたの。