誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
お母さん達に報告を終えて、実家から直接役所に寄り、婚姻届を提出した。
たった1枚の紙だけど、私は『富城美来』になり、天真先生の妻として、戸籍に登録される。

家に帰っても、今までと変わらない生活に、全く実感が湧かない。
「私、妻になって、どうしたらいいのか・・・」
「今までと同じでいいんだ」
「せっかく、妻になったのに・・・」
「美来が張り切る方が心配だ。そのままでいろ」
「いえ、ドクターの奥さんだから、しっかりしないと。そうだ!コーヒー淹れますね」

張り切ってキッチンに行こうとした時、躓いてこけそうになり、慌てた先生が支えてくれた。
「だから言っただろ!」
「だって・・・」
「先が思いやられるよ」
「ごめんなさい・・・」

天真先生を支えたい気持ちが先走って、変わらずドジな自分が情けなく、シュンとして落ち込んでいた。
「はぁ・・・美来はズルいな」
落ち込む私をヒョイッと抱きかかえると、
「昼間は藤里美来だけど、今から富城美来として、愛を確かめ合おうか」
先生の宣告通り、妻としての私への愛は、とても深い愛だった。
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