誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
「また君か」
その声に振り向くと、天真先生が立っていた。
さ、最悪だ・・・
こんな所で2人きりで会うなんて・・・
気まずい・・・けど、白波先生にも注意されたから、一応謝っておこう。
「さ、先ほどは失礼しました」
「心臓外科に何か用?まさか、迷子になった、とは言わないよな?」
「ま、まさか・・・管理スタッフとして、院内を見学しています」
さっきのことがあって、素直に「迷いました」って言いたくない。
「君・・・確か、ここには昨日からって言ってたけど、名前は?」
「藤里です」
「ふーん・・・君がね・・・」
先生は、意味深な言葉を言うと、
「こんな所まで見学とは熱心だね。事務室への帰り方、教えようか?」
まるで子供扱いしてる。
早く戻りたいけど、天真先生には、絶対に聞きたくない!
「いえ、結構です。分かりますので」
私は、お辞儀をして、先生の横を通り過ぎた。
「走るなよ」
「もう、走りません!失礼します!」
もぉーっ、一言一言に腹が立つ!
「それと、事務室は逆だぞ」
ぎゃ、逆・・・
「し、知ってます!」
私は、クルッと体の向きを変えた。
天真先生は、間違いを見透かすような冷たい視線を浴びせ、
「はぁ・・・先が思いやられるよ」
ため息をついて首を左右に振りながら、センターの方に向かって、歩いて行った。
あぁー、腹が立つ!
どれだけ腕が良くて、イケメンでも、天真先生とは関わりたくない!
プンプンして、歩いていると、
「どうしたの?眉毛が逆ハの字になってるよ?」
クスッと笑って、声を掛けてきたのは、白波先生だった。
「白波先生・・・そんな顔してましたか?」
思わず、眉毛を手で隠した。
「うん、こんな感じで」
先生は両手の人差し指を、自分の眉の上で逆ハの字にした。
「白波先生、面白いです」
私がおかしくなって笑うと、
「君はそうやって、笑っている方がいいよ。頑張ってね」
そう言いながら、通り過ぎて行った。
白波先生が通った後は、空気が澄み切るような気がする。
やっぱり、次期院長だけあって、周りの人のことを、よく気にかけているんだなぁ。
昨日入ってきた私にまで・・・この病院なら・・・
医療に携わって、少しでも力になりたい。
忘れかけていた感情が、また芽生え始めた。
その声に振り向くと、天真先生が立っていた。
さ、最悪だ・・・
こんな所で2人きりで会うなんて・・・
気まずい・・・けど、白波先生にも注意されたから、一応謝っておこう。
「さ、先ほどは失礼しました」
「心臓外科に何か用?まさか、迷子になった、とは言わないよな?」
「ま、まさか・・・管理スタッフとして、院内を見学しています」
さっきのことがあって、素直に「迷いました」って言いたくない。
「君・・・確か、ここには昨日からって言ってたけど、名前は?」
「藤里です」
「ふーん・・・君がね・・・」
先生は、意味深な言葉を言うと、
「こんな所まで見学とは熱心だね。事務室への帰り方、教えようか?」
まるで子供扱いしてる。
早く戻りたいけど、天真先生には、絶対に聞きたくない!
「いえ、結構です。分かりますので」
私は、お辞儀をして、先生の横を通り過ぎた。
「走るなよ」
「もう、走りません!失礼します!」
もぉーっ、一言一言に腹が立つ!
「それと、事務室は逆だぞ」
ぎゃ、逆・・・
「し、知ってます!」
私は、クルッと体の向きを変えた。
天真先生は、間違いを見透かすような冷たい視線を浴びせ、
「はぁ・・・先が思いやられるよ」
ため息をついて首を左右に振りながら、センターの方に向かって、歩いて行った。
あぁー、腹が立つ!
どれだけ腕が良くて、イケメンでも、天真先生とは関わりたくない!
プンプンして、歩いていると、
「どうしたの?眉毛が逆ハの字になってるよ?」
クスッと笑って、声を掛けてきたのは、白波先生だった。
「白波先生・・・そんな顔してましたか?」
思わず、眉毛を手で隠した。
「うん、こんな感じで」
先生は両手の人差し指を、自分の眉の上で逆ハの字にした。
「白波先生、面白いです」
私がおかしくなって笑うと、
「君はそうやって、笑っている方がいいよ。頑張ってね」
そう言いながら、通り過ぎて行った。
白波先生が通った後は、空気が澄み切るような気がする。
やっぱり、次期院長だけあって、周りの人のことを、よく気にかけているんだなぁ。
昨日入ってきた私にまで・・・この病院なら・・・
医療に携わって、少しでも力になりたい。
忘れかけていた感情が、また芽生え始めた。