誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
皆が送った視線の先には、ぶつかった先生と白波先生が話をしていた。
「白波先生もいるのね。2人並んでいると、ドラマ撮影みたい」
「白波先生は、優しさと風格が滲み出てるわよね。さすが、次期院長」
「2人一緒に見られるなんて、今日はラッキーだわ」

まさか・・・あの先生が、さっき噂してた天真先生・・・
彼女になりたい?
確かに、見かけは文句の言いようが無いのは認めるし、凄い先生か知らないけど、あの人、苦手だ。
私は断然、白波先生推し派だ!うん!

「はい、おしゃべりはそこまで。藤里さん、これ、お願いね」
「あっ、はい、ありがとうございます」
会話を止めた看護主任に、書類を預かり、私は事務室に向かった。

えっと・・・ここは・・・何処?
用事が終わって事務室に戻る前に、院内を見学していいと許可を貰ったから、昨日案内してもらった通りに、歩いたつもりだったけど・・・

確か、昨日はここの通路を歩いたら、エレベータがあったはず・・・
あぁーっ!もう、私ったら!
結構、時間が経ったし、きっと主任達、心配してるだろうなぁ。

ここは・・・心臓外科センターか・・・
どうして、ここまで来ちゃったのかなぁ・・・
逆方向に向かえば、戻れるかも。
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