誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
「藤里さんって、面白いね」
「ごめんなさい。病院なのに不謹慎で・・・」
「ううん。僕、今日から入院するから落ち込んでいたけど、少し楽になったよ」
「今日から?」
「うん。『心室中隔欠乏症』っていう生まれつきの心臓病でね。今までは大丈夫だったけど、体調崩しちゃってさ。手術した方が良いって言われて」
心臓の手術・・・天真先生が担当なのかなぁ。
そんなことを考えていると、
「担当の先生が、富城先生なんだ。知ってるでしょ?」
やっぱり、天真先生が担当なんだ。
「え、えぇ、もちろん」
他の人達よりね、という言葉は呑み込んだ。
「親が、富城先生は凄くいいお医者さんだって、噂を聞いてここに来たけど、正直、僕は何の期待もしなかった。淡々と難しいこと言われて、手術のリスクばかり聞かされるだろうなって」
ロールピアノを撫でる表情は、優しさの中に、寂しさを感じる・・・
「でも先生は、手術したらピアノが思う存分弾けるから、一緒に頑張ろうって言ってくれたんだ」
天真先生・・・誰もが認める敏腕外科医。
先生の一言は、魔法の言葉なんだね。
少しは見直してあげてもいいかなぁ・・・
「私も応援するね!えぇーっと・・・もし良かったら、お名前聞いてもいい?」
「雄基、田所雄基(たどころ ゆうき)っていうんだ。大学1回生だよ」
「雄基君、今度ピアノ教えてね!お礼は・・・プリンでいいかな?」
「それって、藤里さんの好物で、自分へのご褒美じゃないの?」
「ドキッ・・・バレちゃった?」
「バレバレだよ。藤里さんは面白いね。お陰で元気が出た。最近、体調も良くなかったし、来週の手術、本当は怖くて、このまま帰ろうかなって考えてたんだ」
外を見つめる雄基君の寂しそうな顔を見て、返す言葉が思いつかなかった。
「ごめんなさい。病院なのに不謹慎で・・・」
「ううん。僕、今日から入院するから落ち込んでいたけど、少し楽になったよ」
「今日から?」
「うん。『心室中隔欠乏症』っていう生まれつきの心臓病でね。今までは大丈夫だったけど、体調崩しちゃってさ。手術した方が良いって言われて」
心臓の手術・・・天真先生が担当なのかなぁ。
そんなことを考えていると、
「担当の先生が、富城先生なんだ。知ってるでしょ?」
やっぱり、天真先生が担当なんだ。
「え、えぇ、もちろん」
他の人達よりね、という言葉は呑み込んだ。
「親が、富城先生は凄くいいお医者さんだって、噂を聞いてここに来たけど、正直、僕は何の期待もしなかった。淡々と難しいこと言われて、手術のリスクばかり聞かされるだろうなって」
ロールピアノを撫でる表情は、優しさの中に、寂しさを感じる・・・
「でも先生は、手術したらピアノが思う存分弾けるから、一緒に頑張ろうって言ってくれたんだ」
天真先生・・・誰もが認める敏腕外科医。
先生の一言は、魔法の言葉なんだね。
少しは見直してあげてもいいかなぁ・・・
「私も応援するね!えぇーっと・・・もし良かったら、お名前聞いてもいい?」
「雄基、田所雄基(たどころ ゆうき)っていうんだ。大学1回生だよ」
「雄基君、今度ピアノ教えてね!お礼は・・・プリンでいいかな?」
「それって、藤里さんの好物で、自分へのご褒美じゃないの?」
「ドキッ・・・バレちゃった?」
「バレバレだよ。藤里さんは面白いね。お陰で元気が出た。最近、体調も良くなかったし、来週の手術、本当は怖くて、このまま帰ろうかなって考えてたんだ」
外を見つめる雄基君の寂しそうな顔を見て、返す言葉が思いつかなかった。