誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
主任の言葉に、周りにいた管理課の先輩達が微笑んでいた。
「何でも聞いてください。僕だって未だに聞いてますから」
「私は長く勤めてるけど、最近のITについていけないから、その点は、若い世代の人達に教えてもらっているのよ。だから、お互いをカバーしあって、この病院を支えましょうね」
主任だけでなく、周りの先輩スタッフ達の言葉を聞いて、私は胸が熱くなる。

感動して言葉に詰まっていると、
「・・・藤里さん?大丈夫?」
主任が不安そうな顔をしていた。
「はいっ!是非、教えてください!宜しくお願いします」
スタッフ皆は笑顔の後、デスクに向かう人、書類を運ぶ人、それぞれ自分達の仕事をし始めた。

仕事に真剣に向き合いながら、淡々と仕事をしているようで、困った時は助け合う。
今までとは違うんだ・・・
徳関大学病院で、自然と身についたフィルターを外した瞬間、事務室内が明るく見えた。

「その前に、これを薬剤部まで持って行って欲しいの。結構急いでるらしいけど、私、来客の対応をしないといけなくて。あと、看護部に寄って、書類を預かってきて欲しいの」
「分かりました」
「書類を預かったら、院内を見学して来ていいからね」
「はい、行って来ます!」
張り切って、事務室のドアを開けて、薬剤部に向かった。
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