誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
「・・・ただいま」
リビングのテーブルには、パソコンが開いて、本が積み重なっている。
先生はというと、その横のソファで、横になっていた。
「・・・先生、風邪引きますよ」

珍しい・・・
ソファで勉強して、たまに寝ている事はあっても、座ったままだ。横になるなんて無いのに・・・
先生に静かに声をかけるけど、起きない。
覗き込むと、顔が赤い・・・
いつでも緊急オペに対応出来るようにって、お酒を呑むことはないのに・・・

先生にブランケットを掛けようとした時に、腕に触れると凄く熱い。
「先生、少し触りますよ」
額を触ると・・・熱がある。

私が、白波先生と食事している時に、天真先生、苦しんでいたんだ・・・
「何か冷やすものは・・・」
慌てて、キッチンに向かおうとすると、先生に手を掴まれた。
「美来・・・何処行くの?」
「冷やす物・・・取りに・・・」
先生の潤む目に見つめられて、固まっていた。
「・・・水、欲しい」
「はい、持って来ますね」
頷いた先生は手を離し、また目を瞑った。
先生に握られた所が熱い・・・先生の熱が、体に伝わる。
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