誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
夕方、先生は病院から帰って来て、私のスーツケースを見た後、何も言わず、キッチンに向かった。
先生の顔を見るのも辛いから・・・もう出よう。
「天真先生。運送会社の荷受けも終わったし、私、そろそろ実家に戻りますね。お世話になりました」
声をかけると、先生はキッチンから出て来た。
「好きなのか?白波のこと」
予想もしなかった言葉に、戸惑う。
でも、動揺を見せないように・・・
「白波先生は、いつも笑顔で穏やかで、優しいですから」
「俺は、好きなのか?って聞いてるんだ」
「好きにすればいいんでしょ?それなら、天真先生には、関係ないことじゃないですか!」
「関係があるから言ってるんだ!」
先生の強い口調に戸惑っていると、
「美来が白波を好きなら、それでいい。ただ・・・」
先生の真剣な眼差しから目が離せない・・・
「もう一度聞く。白波の事は好きか?」
何も言わずに出て行きたかったのに・・・
最後まで、天真先生への想いは伝わらないようにしないと・・・
「・・・白波先生のことは好きです・・・でもそれは」
「そうか・・・白波なら・・・美来を幸せに出来る」
「勝手に決めつけないで下さい!私は・・・他に想う人が・・・」
「他に・・・誰だ?」
「それは言えません」
「兄の俺にでもか?」
「天真先生には言えません」
「俺は、美来の相談相手にもなれないのか?」
「もぉ、私の事も、私が誰を好きになろうと、構わないで下さい!」
「・・・そんなに嫌か?俺のこと」
「天真先生は何も分かってない!もう、実家に戻ります!」
荷物を持って、靴を履くと、先生を見つめて、笑顔を精一杯作った。
「ありがとうございます。天真先生・・・ううん、お兄さん」
天真先生は、一瞬ビックリした後、寂しそうな顔をした。
お兄さん・・・そう、私が初めて大好きになった人は、私のお兄さん。
本当は行きたくない・・・その言葉を呑み、先生に背を向け、ドアに手をかけた。
先生の顔を見るのも辛いから・・・もう出よう。
「天真先生。運送会社の荷受けも終わったし、私、そろそろ実家に戻りますね。お世話になりました」
声をかけると、先生はキッチンから出て来た。
「好きなのか?白波のこと」
予想もしなかった言葉に、戸惑う。
でも、動揺を見せないように・・・
「白波先生は、いつも笑顔で穏やかで、優しいですから」
「俺は、好きなのか?って聞いてるんだ」
「好きにすればいいんでしょ?それなら、天真先生には、関係ないことじゃないですか!」
「関係があるから言ってるんだ!」
先生の強い口調に戸惑っていると、
「美来が白波を好きなら、それでいい。ただ・・・」
先生の真剣な眼差しから目が離せない・・・
「もう一度聞く。白波の事は好きか?」
何も言わずに出て行きたかったのに・・・
最後まで、天真先生への想いは伝わらないようにしないと・・・
「・・・白波先生のことは好きです・・・でもそれは」
「そうか・・・白波なら・・・美来を幸せに出来る」
「勝手に決めつけないで下さい!私は・・・他に想う人が・・・」
「他に・・・誰だ?」
「それは言えません」
「兄の俺にでもか?」
「天真先生には言えません」
「俺は、美来の相談相手にもなれないのか?」
「もぉ、私の事も、私が誰を好きになろうと、構わないで下さい!」
「・・・そんなに嫌か?俺のこと」
「天真先生は何も分かってない!もう、実家に戻ります!」
荷物を持って、靴を履くと、先生を見つめて、笑顔を精一杯作った。
「ありがとうございます。天真先生・・・ううん、お兄さん」
天真先生は、一瞬ビックリした後、寂しそうな顔をした。
お兄さん・・・そう、私が初めて大好きになった人は、私のお兄さん。
本当は行きたくない・・・その言葉を呑み、先生に背を向け、ドアに手をかけた。