誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
ー それから、2週間後の金曜日 ー

明日は私の誕生日。
先生と過ごして約1ヶ月か・・・

「明日の土曜日は、美来の誕生日だから、家でお祝いしようか。宿直明けで休みだしね」
「嬉しいです!先生、覚えていてくれたの?」
「もちろんだ。美来にお願いがあってね。松木に頼んでいた物を明日会って、預かって来て欲しいんだ」
「はい・・・服ですか?」
「いや・・・帰って来てから教えるよ」

先生の訳ありげな言葉が気になりながらも、松木さんの事も気になっていたし、翌日、お昼過ぎに先生に教えてもらった場所へ、1人で訪れた。

『YOSHIMI』
ニューヨークで有名な日本ブランドのお店ってことは知ってるけど、松木さん、ここのスタッフさんだったんだ。
海外生活だったけど、日本を中心にしばらく仕事をするって言ってたけど・・・

「あっ、美来ちゃん!こっちだよ!」
入り口の前で、松木さんが待っていてくれた。
「こんにちは、松木さん。大丈夫なんですか?入院中も先生の頼まれたこと、してたって・・・」
「本当は、まだゆっくりしたいのに・・・それなのに、天真が無理やり・・・」
「ドクターなのに、酷いです!私が代わりに叱っておきますね!頼まれ物いただいたら、すぐに、帰りますから」
「ダメだよ、せっかくのチャンスなのに、直ぐ帰っちゃ。さぁ、中に入ろうね」
ドアを開けて中に入ると、白を基調とした明るい雰囲気で、女性でも男性でも着こなせるデザインの服が飾られていた。

「あの・・・土曜日なのにお休みですか?」
「今日のオープンは、遅めなんだよ。来てもらってごめんね。こっちから行けば良かったんだけど、夕方から打ち合わせがあってさ」
「いえ、大丈夫です。でも、勝手に私を招き入れて、怒られませんか?」
「いいのいいの。美来ちゃんは特別だから。そうだ、こっち来て」
楽しそうに手招きする松木さんに、ついて行った。
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