仮面を被った私たち

「お前とは…………雅美さんが亡くなる少し前に会った
 俺の親父がお前の家族を家に招待して、その時にな
 絶対お前はバカにするけど、5歳の時のお前に一目惚れした」

「……意味わからない……………」

「バカにしたければバカにしろ
 これに至っては反論しない
 今でもお前のことが好きだから」

「バカ……じゃないの………」

「自分でもバカだと思うよ
 でも………諦められなかった」

「………………………」

「雅美さんが亡くなってから…………四ノ宮グループとの関わりが一切なくなった
 親父も連絡してたみたいだけど………全て無視されてたみたいで
 風の噂で聞いたのが………今まで以上に仕事に力を注いで、性格が乱暴になっているとか…………
 退職者は後を経たないけど業績は上がっている
 今では一条グループと並ぶくらいに」

「…………そんな噂が」

「まぁ、噂だから
 とりあえず俺は、ただお前に………四ノ宮雅にもう一度会いたかった
 雅がどこにいるのか………結構探したんだぞ
 探偵雇って調べてもらって、そしたらこの高校に通ってることが分かって
 たまたま教員免許持ってたからここの教師になって、雅と接触した」

「じゃあ………屋上に来たのは………」

「たまたまじゃねぇよ
 雅が廊下歩いてるの見かけて後つけて行ったら屋上に行ったから
 何するのか様子見てたら急に口調崩れて
 マジで笑い堪えるの大変だったわー」
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