仮面を被った私たち



その後、教室に戻るとクラスのみんなが心配してくれた

そのおかげで教室で作業することができた




そして放課後




やっぱりアイツのところに行く気にもなれなかった


でも家に帰る気にもならず、屋上に向かった








はぁ……………


今日も疲れた…………


いつまで続くんだろ……………


大人になったら………解放されるのかな…………



「……おい!!」

「…………うるさい」

「お前なぁ………来いって言っただろ!」

「別に私、行くとは一言も言ってないし
 話したいならアンタが来ればいいじゃない」

「だから来てやった
 来てやったんだから話せ」

「…………嫌」

「………これから話すことは誰にも言うな
 いいな?」

「話さなくて良い」

「俺の本当の苗字は一条だ
 一条星夜
 この名前に聞き覚えないか?」

「ある訳ないでしょ」

「…………………なら一条グループは知ってるよな?」

「あの大手企業でしょ
 確か最近社長が息子に代わったとか………」

「現社長は俺の兄だ
 元社長は俺の親父
 俺は三兄弟の中で次男だ」

「嘘………」

「嘘じゃない
 俺の親父は…………四ノ宮グループの社長と昔から仲がいい
 お前……娘だろ」

「………………………」

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