仮面を被った私たち

「そう………」

「別に仲が悪かった訳じゃねぇよ
 今でもたまに会ってるみたいだし
 ただずっと一緒にいるのが嫌だったらしい」

「……………………」

「まだ雅に会わせてなかったからさ
 近くまで来ていたしついでに
 それに戸籍上では俺こっちだし」

そしてお屋敷の中に入って行った


ピーンポーン


ガチャ

「星夜、おかえりー!」

急に現れた女性は星夜に抱きついた

「母さん、ただいま
 恥ずかしいからやめてくれ」

アイツも怪訝そうな顔をしている

「星夜があまり帰ってこないのが悪いの!」

「それは悪かったって
 今日は会わせたい人がいるんだ」

そして私の方を見た

「………四ノ宮雅です」

「え、この子が噂の!?
 めっちゃ可愛いんだけど!!」

「だろ
 俺が一目惚れした子
 でも全然相手にしてくれない」

「それはそうでしょ
 星夜にはこの子もったいない!
 雅ちゃん、この世には星夜なんかより良い男いっぱいいるよ
 こんな男やめた方が良いわよ!」

「母さん!」

「嘘、冗談よ
 ほら、中入って
 お茶しましょ」

「だな
 雅行くぞ」


そして中へ入って行った








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