チャリパイ11~時をかける森永探偵事務所~
「かっかっかっかっ♪」
格さんとシチロー達のやり取りを見ていた御老公が、突然大声で笑い出した。
「まぁまぁ、格さんや♪そんなに怒る程の事でも無いでしょう。
そこの四人も、もう良いから頭を上げなさい」
さすがに人の上に立つ者は、懐が深い。
御老公は、さっきまでのシチロー達の無礼を水に流してくれた。
それだけではなく、この一風変わった身なりの四人に興味を持ったのか、御老公はシチロー達に自分達の旅に同行しないかと持ち掛けてくれたのである。
「お前さん達は、これからどこか宛てがあるんですか?もし良かったら、私達とご一緒しませんかの?」
シチロー達に宛てなどある訳が無い。
右も左も分からないこの江戸時代にいる間、天下の水戸黄門と一緒に居られるのなら、これ程心強い事は無かった。
「是非ともご一緒させて下さい♪」
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