甘さなんかいらない
──俺のベッドで眠る君。
“あの時”から他の女に興味なんてなくなったし、毎日飽きもせずあんなに遊んでいたってのに今日この日までキスひとつせず生きてきた。
ついでに言えば飲み会に参加したのも今回が初めてだったりする。この女のせいでその記録は途切れてしまったわけだけど。
ゆずが酔っていなかったら危うく最後まで手を出すところだった。
焼酎をチェイサー代わりにする馬鹿行為も、迎え酒も、俺の理性を働かせる要因となってくれたから良かったのかもしれない。
あんなにアルコールを入れたくせに、こんなに気持ちよさそうに眠ること、寝顔がこんなに整ってること、あるか?
顔がいいのは認めるけど、全然俺のタイプじゃないのに。