熱の城
ちゃんと読んでもらえたカナ? 分かりやすかったかな?
少しだけ、ホッと息をつく。
鈴木主任のプレゼンデーター作り大変だったけど、作れて良かったな…―――
「―――…の?」
「……」
また、声が聞こえる?
「藤乃?」
「えっ?」
間の前に、いきなりタイガーの、ド、アップ。
「ひゃぁぁぁぁ~っ!!??」
わたしは、椅子から落ちそうなくらい後ずさって悲鳴を上げた。
「……えっ、オイ? こんな所で倒れないでくれよ?」
「っ!?」
タイガーの腕が、かろうじてわたしの腕と身体を捕らえてくれ、後ろに倒れずに済んだ。けれど、彼の大きな手につかまれて、ドクンと心臓が跳ねる。
「……すみま、せん、ありがとうございます」
気が付くと会議が終わっていて、室内には、わたし達以外誰もいない。