熱の城
「ねぇ、芽依」
「……ん? なに?」
「タイガーに彼女いないのって、本当か聞いてきて!」
「えぇ~っ!? ヤダよ」
何を言うかと思えば。
まだ、まともに彼の仕事さえこなせてないのに、イキナリハードル高すぎだよ。
「お願い、芽依さま! 経理の女子トーク、ソレネタばっかで大変なんだから、アタシを助けると思って……」
う~、ネタって……。
みるくの好みだったワケじゃなかったのね?
「……時間、かかるかもよ?」
「大丈夫、待ってる」
「期待しないで待ってて?」
経理に、タイガーのこと好きな娘がいるのかな?
「芽依さま感謝! 成功したらランチオゴっちゃう」
「はい、はい」
でも、それ聴いたら次は、合コンセッティングしてとか、言いそうだな……。