熱の城

 あはは……、と笑ったものの、彼に告白されて、すでに深い関係になってしまいました。だなんて、みるくには死んでも言えなかった。


「そう言えば、今日のタイガーは?」


 ドキッ


「えっと……、出張だよ?」


 朝、かけられていた目覚まし時計の横に、置かれていたメモに書いてあった。


「はぁ? 会議終わったばっかでしょ? 本当にタイガーって忙しい人だね?」

「……うん、そのお陰でわたしも、なんだよね……」

「イイ男のお世話はタイヘンだねぇ……、聞いてよ、ウチはさぁ…―――」


 お弁当を食べながら、みるくは経理のおじさんたちの話をはじめた。経理は、毎日が同じメンバーだから、別の意味で気も使うんだろうな……。

 ふと、頭に浮かぶメモの内容。



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