日々、アオハル

《久しぶり。冬休み会えたりする?》


待ち受けに表示された通知。メッセージと一緒に表示されているアイコンは真っ白まん丸のわんちゃんの写真。


掴んでいた半分食べかけの唐揚げが、ゴロっと机の上に落ちた。口を開けたまま固まってしまう。もう3秒ルールは適用外。


「ひな?どしたあ?」

「おーい。羽森雛夏さーん」


2人の声にハッとして顔を上げた。「大丈夫?」と心配そうにこちらを見る2人に「うん……大丈夫」と返して、とりあえず、箸を一旦置いた。


スマホを手に取って、メッセージアプリを開く。一番上に表示されている名前とメッセージをもう一度よく確認する。


「(どうしよう、本当に柊くんからだ)」


見間違いでも、妄想でもなかった。柊くんからの久しぶりのメッセージに胸がときめく。


柊くんとの過去のやり取りは、"おやすみ" の挨拶を送り合って、柊くんからのスタンプで終わっていた。


連絡先を交換できたものの、連絡をするきっかけが見つからず、2ヶ月間動きは止まったままだった。


「(……嬉しい)」


何度も何度も画面を確認する。メッセージを心の中で読み返す。ただただ嬉しくて、ふわふわとした気持ちになる。
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