華の咲きかた








国道を降りて地元を走っていると、いつの間にかパラパラと雪が降ってきた。








「ギリギリだったね。

初流しが雪だったら最悪だったでしょ、綾」



「いや〜別に。

アイスバーンになるのって大体、次の日だし。


つーかむしろ、良い記念になるじゃん」









雪が降ると、


ちょっとの量でも目が痛いから、目を細めながら運転していると、隣に京介が並んだ。









「今年はサンタクロースに、何かプレゼント貰った?」








何事も無かったかの様に、話しかけてくる京介。






私は真っ直ぐ向いたまま、

平常心を装って答えた。








「もうそんな歳じゃないってば…」




「あはは、そっか」









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