華の咲きかた
あれから1ヶ月が経ち、
この日、私達は初代が引退して初めての流しに出た。
初代が居なくなった事で、それまで先輩達の車で出ていた二代目の静香さんと、もう一人の夏美さんは、今日から単車で出る事となった。
静香さんが単車を持っていた事が幸いし、夏美さんが静香さんの後ろでチームの旗持ちをし、
私とマドカさんのバブを入れた三台で、
少し寂しいけど、なんとか形にはなっていた。
「旗持ち疲れんな〜まじで。
おい綾、お前やんない?」
男っぽいショートカットの金髪で、背が高くスレンダーな夏美先輩。
「無理っすよー。
夏美さんみたいに腕力無いっすから自分」
「あ?
人をゴリラ扱いしやがってこの野郎。
そういう後輩は…くすぐり地獄の刑だー」
「ギャハハハ!
先輩、ギブギブ!!」
流しが終わった私達は、その足でマドカさんのアパートに来ていた。