90'sシリーズ/外伝
ケイティに別れを告げた私は、スラム街へ向かう前に先ほどの映画館へと寄った。
「また来たのか、値切り上手な子猫ちゃん」
『さっきのハンバーガー美味しかったから、明日の分も買っておこうと思って』
「いくつ欲しい?」
『3つ。ピクルスとナプキンは要らないから、コーラはタダにして』
「OK」
娼婦を諦めた訳じゃないけど、他に何か生きれる道があるか、探してみるのも悪くない。
私は盗みだろうと靴磨きだろうと、何でもやれる。
『ねえ、オジサン。
オジサンなら、私をいくらで買う?』
「明後日のハンバーガー、3つだな」
『ありがと、参考になった』