北帝連―Taiju×shinobu編
翌日から忍は学校に来なくなった。
それと同時に、俺も部活へ出る事を辞め、放課後はそのまま帰宅する事となる。
「あれ、大樹今日も部活でねえの?」
「‥‥‥」
野球部のみんなは忍のケガが深刻な事や、そのケガの背景に俺がある事も知らない。
「‥ああ、うん」
「忍がサボり出したと思ったら、今度は大樹まで来なくなるとか、野球部ヤバくねえ?」
「‥‥‥」
「体調でも悪いの?」
「‥‥うるせぇよ」
「え?」
「‥‥‥‥」
忍がサボりではなく辞めた事が伝わるのも時間の問題。
ならせめて、こいつらから忍を奪った犯人自ら、教えてやるというのがせめてもの礼儀。
「‥忍はもう‥来ねえよ」
「え、マジ?」
「俺も辞めるから、あとはお前らで頑張れよ」
「は!?ウソだろ!?大会どうなるんだよ」
「‥‥‥」
最低だ。
「おい、大樹」
「‥‥‥」
ホント、何もかも最低すぎて嫌になる。
「‥雅紀」
「俺、お前に言ったよな。
忍のこと、任せるって」
「‥‥‥‥」