北帝連―Taiju×shinobu編
都築さんの家に着き、部屋へ通されると、俺は震えながらドアの付近で立ち尽くした。
「座れよ」
「は‥はい‥」
不機嫌そうに言い放つと、正座をする俺の向かいに腰を降ろした都築さんはタバコを手に取り淡々と切り出した。
「まあ、取られちまったもんは仕方ねえ。
族車を盗むくらいだ、今頃は車番削られてナンバーも捨てられてるだろうし、カラーも変えられてるだろうから、探してもムダだ」
「‥‥‥」
分かりきっている。
謝った所で、この人はただじゃ許してくれない。
「乗り出しで40くらいかかったんだよ、あのRZ」
「‥はい」
「全額とは言わねえから、せめて30くらいは誠意見せてくれねえか、大樹」
「‥‥‥」