北帝連―Taiju×shinobu編
拳をギュッと握り、歯をかみしめていると、バイトの先輩が背中をポンッと叩いた。
「タイムカード、切ってこいよ」
「先輩‥」
「遅番が来るまであと1時間だし、なんとかなるさ」
「すみません、お願いします」
俺はバイトを早退させてもらい、急いで着替えを済ませて再び二人の元へ向かった。
「大樹、乗れ」
「ありがとう」
マッチャンは原付の後ろから降り、代わりに俺が後ろへ乗ると、ホッシーは急発進させて牧村さんの家へと向かった。
「牧村さん家にいんの?」
「わかんない‥」
既にどれくらいの時間が経ったかは分からないが、せめて殴られる前に話し合いでもしてくれていれば、まだ助けられる可能性はある。
「ホッシー、急いで」
「わかってる!」