御曹司たちの溺愛レベル上昇中


水を手にソファへ座る響くんを目で追いながら、わたしもソファの方へ歩み寄った。


「ありがとう、正直ちょっとびっくりして何かしたかなって思ったから……安心した」

「別に。お礼を言われることはしてないですよ。ただ、同じ家に居るのにギスギスされるのは面倒なので」


にこりと笑う響くんに優しい部分が見えた、と思ったけど……ちょっと違った。

やっぱりどこか冷たさが含まれている。








「はぁ……」


自室に戻って、ベッドへダイブ。

片付けや初日の疲れって言うのもあって、少し早すぎるけど、特にすることもないから。


リモコンで電気を消して、布団をかぶった。


ベッドでなんて、学校の行事関係くらいでしか寝たことないからこの高さに落ちたら怖いな、なんて。

この歳になって落ちるなんてことない、とは思う。でも……なるべく壁にくっついて寝よ。


多分わたしの横、人ひとり分くらいあいてる。


「明日ぬいぐるみ持ってこようかな」


癒し効果があるってきいたことあるから。
ぬいぐるみセラピーだっけ?
変な話……わたしの話し相手にもしてしまうかもしれない。

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