御曹司たちの溺愛レベル上昇中
素直に嬉しいけど、響くんも褒めてあげて……
みじん切り頑張ってたから。
わたし今咀嚼してるから言えないの。
「サラダもみじん切りも食べやすくしたつもりですけど?」
「……ふーん、これが?食べやすいのか」
サラダのキュウリがうまく切られてなく、連なっているのを小鳥遊くんはぷらぷらと響くんに見せた。
「そ……それはっ」
「それは?」
「の、伸びしろってやつでしょ?完璧に作れるまで失敗も経験のうちですし」
少し拗ねたように食べ進める響くん。
小鳥遊くんは楽しそうにしながら、キュウリを口に運んだ──
「連なってもうまいうまい」
「うん、美味しいよサラダ」
「……そうですか。ならよかったです」
ちらっとわたしを見て、響くんはすぐ目を反らす。
冷たい時もあるけど、小鳥遊くんとの会話を聞くとちらり、可愛さというか……垣間見える。
あと本人が言うように、料理スキル伸びそうな気がするなぁ。
ちょっと楽しみ。