御曹司たちの溺愛レベル上昇中
食後、響くんは部屋へ。
わたしは小鳥遊くんとソファに座り、この家のことについて話をしていた。
「お前がここに来る前……村田もいて。他の部屋は親が泊まる用とかでこの家を建てたんだよ」
「そうだったんだね」
「あぁ。普通の学校に通うようになって、たまに俺らの様子を見に来るためにな。とは言っても全員高校に上がった途端、その頻度めちゃめちゃ減ったけど」
学校をかえて、家も建てて……やっぱりすごい。
「シェアハウスとか言っても、村田は家族みたいなもんだし、家族内シェアハウスみたいなもんだった。……そこに村田がしばらく留守にすることになって、お前が入れ替わるように入ることになったんだ」
本当、村田さんと出会ってなかったらわたし今頃どうしてたんだろ。
家は見つけられる目処もたたず、
片付けにおわれ、
両親に泣いて電話していたかもしれない。
いや、きっとそう。
村田さんに会って、トントン拍子に話が進んで今があることは、改めて有り難いし、すごいことなんだなって実感する。
「あれ?……でも村田さんって今どちらに?」