御曹司たちの溺愛レベル上昇中
***
帰ってすぐ、わたしは夕食の準備にとりかかった。
隣には約束通り響くんがいて、
手伝ってくれた二人に何が食べたいかと聞いたら
"オムライス"とかえってきた。
昨日のカレーはすでになくて、気持ち多めに作ったんだけどやっぱり男の子。
減る量が違うんだなぁ。
サラダ作りと野菜を切るのは、響くん。
炒めから完成までがわたし、という分担になった。
わけだが……
卵を混ぜるわたしの横で、なにげにいい手付きで野菜を切っている響くん。
箸の音と包丁の音しかない。
会話ゼロなキッチン。気まずい……
でも、真剣にやってくれてるのを邪魔したらやだし……そう思いながらも、ずっと沈黙は辛い。
完全に溶きほぐされた卵を永遠と混ぜながら悶々としているわたし。
だけど沈黙を破ったのは響くんだった。
「みじん切りって……これくらいでいいですか?」
「あ、うんっ大丈夫!」
大きさが極端にまばらな感じもするけど、それもアジってことで。
「じゃあサラダにうつりますね。後お願いします」
「わかった」
帰ってすぐ、わたしは夕食の準備にとりかかった。
隣には約束通り響くんがいて、
手伝ってくれた二人に何が食べたいかと聞いたら
"オムライス"とかえってきた。
昨日のカレーはすでになくて、気持ち多めに作ったんだけどやっぱり男の子。
減る量が違うんだなぁ。
サラダ作りと野菜を切るのは、響くん。
炒めから完成までがわたし、という分担になった。
わけだが……
卵を混ぜるわたしの横で、なにげにいい手付きで野菜を切っている響くん。
箸の音と包丁の音しかない。
会話ゼロなキッチン。気まずい……
でも、真剣にやってくれてるのを邪魔したらやだし……そう思いながらも、ずっと沈黙は辛い。
完全に溶きほぐされた卵を永遠と混ぜながら悶々としているわたし。
だけど沈黙を破ったのは響くんだった。
「みじん切りって……これくらいでいいですか?」
「あ、うんっ大丈夫!」
大きさが極端にまばらな感じもするけど、それもアジってことで。
「じゃあサラダにうつりますね。後お願いします」
「わかった」