御曹司たちの溺愛レベル上昇中
「俺はいいけど、颯たちは起こしてあげてっ……」
「行くぞ小柳」
「琉衣さんは起こしてあげる」
私の手を引き歩き出す小鳥遊くんだったけど、高速で後ろへと振り向くと、一度響くんのもとへ詰め寄りに行った。
「は!?なな名前呼びしてんじゃねぇよ!」
「別にいいじゃないですか。ねぇ、琉衣さん?琉衣さんも僕のこと名前呼びですし」
「はぁ!?」
夜中なのに元気になってる……。
起こしてしまったのはわたしなんだけど。
「あの……ね、寝よう。部屋まで行ける?」
「大丈夫です、ありがとうございます」
小鳥遊くんと響くんが恒例のもめタイムに入ったため、小さくお休みと告げて雪さんと階段をあがる。
「大体お前は小柳に……あ、ちょっ!待て小柳!」
「ちょっと颯くん!あぁもう!」
先に戻るわたしたちを小鳥遊くんは追いかけてくる。響くんは電気を消して、走って追いついてきた。
賑やかでいいな。