最強術者であることを隠して自由に生きようと思っていましたが現最強術者の花嫁になり溺愛されるようになりました
祖父とこれからの話をした後
舞花と凛花は、清原の家に戻ることとなった。
本来、祖父は二人を見送るものの
また舞花を傷つけそうだと思ったのか
祖父も一緒に来ることとなった。
だが、舞花は嫌だと思わなかった。むしろ助かるようだった。
清原に着いた時には舞花が帰ってくるのを察知したのか
美奈子が玄関の前で立っていた。
「お姉様…!」
頬にはガーゼを足には包帯が巻いてあり
白い部分が多い舞花を見て驚愕し、泣きそうな顔をした。
「お姉様…その怪我私のせいですよね?」
「…。」
いや、あなたの父のせいだ。あなたの父が暴力を振るわなければこんな状態にはならなかった。こんなに痛い思いをすることなんてなかった。と言いたい舞花だが
そんな言う気力ももうないため、舞花は美奈子には何も言わずに通り過ぎて行った。
「待って…っ」
舞花と同じ方向に向かって走ろうとするものの。
「…。」
凛花と藤一郎の殺伐とした空気が流れているのを感じてビクリとなり舞花を追うことはなかった。

あんなにも、美奈子を見て憎悪するような感情があったというのに今となっては何も感じなかった。
見切りをつけて良かったと舞花は思う。

離の部屋に戻り、そこで祖父とは別れることになり
祖父は帰っていった。
帰っていく際に資金を貰い
凛花と一緒に見てみると、貰っていいのかと思ってしまう程の膨大な量が入っていた。
「これって…どうやって使っていけばいいのかしら?」
今まで金銭感覚が皆無だった故に使い道が分からない
舞花に凛花はただこう言った。
「舞花様の思うように使ってよいのです。
欲しい食べ物、本、ドレス、着物など…色々などに使ってください。」
「…そうね。」
ただしと凛花は言って人差し指を立て
「無駄遣いはよくありませんからね。
膨大なものがあるからと言っても
無駄遣いをすれば消えてしまうのです。」
厳しい言葉もかけた。
いつも優しい凛花も舞花のために未来のためにも
そう言ったのだろうと察した舞花。
それを理解した上で舞花は
「分かったわ。」
と答えた。
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