最強術者であることを隠して自由に生きようと思っていましたが現最強術者の花嫁になり溺愛されるようになりました
「そういえばさ舞花はクレナイ学園を卒業した後どうするの?」
授業を受ける教室まで歩いていると不意に有咲から問いかけられる。
「そういえば、もう少しで進路確定しないといけないね」
「舞花なら、術者会からスカウトされているよね?」
「そうね。」
術者会は主に妖や悪霊を倒すことを仕事とする場所だ。
術者を育成する学校の生徒の殆どの卒業後の進路は
術者界だった。
中には術者の力を見初められて誘われた人もいる。
舞花は成績、定期テストの点数も常に第一位かつ強力な術者の力を持つ舞花はここ数年、数多の術者界から誘いを受けている。
しかし、舞花はどれも綺麗に断った。
舞花は分かっていた。術者会の人達は自分ではなく
自分の持つ術者の力を欲していると。
この頃、あやかしと悪霊が活発化しているのもあり
術者界の人達は強い力を持つものをより欲するようになっている。だから強い力を持つ舞花に目をつけ執着し
誘い続けて何度も舞花は断る。
もし、術者界に所属されたら一生その場所に縛られるような気がして舞花は嫌で仕方がなかった。
「けど全部断ったわ。」
「え、そうなの?」
「私は術者界に所属しないわ。
私は呪医になろうと思っているわ。」
「その職業って術を使って患者を治療するのよね?」
「そうよ。」
術者界に所属することを望まない舞花は、
自分の力を誰かのために役に立てたらいいと思い呪医になるという道を選んだ。
呪医になるには医術を学ぶために進学する必要があり
今、舞花は色々な医術を学べる大学を探していた。
術者の家系の生まれといえど、そういった特殊な道に進む者は少なからずいるだろう。
術者界からは自分の力を人のために使うなんてと批判してくるかもしれない。別にそれでいい。
自分のことは自分で決めるものであり他人にどうこう言われる権利などない。
批判されようが知ったことか。
呪医になったことで見損なっても結構だ。
と舞花は思っていた。
舞花の進路を聞いた後、有咲は口を開く。
「私はクレナイ学園を卒業したら、そのままお嫁にいくのよね」
「そんなすぐにお嫁にいくの?」
「そうそう。明石家次期、ご当主様と婚約した時からお嫁に行くのは高校を卒業してからだって決まってたの」
「ふうん」
術者の家系に生まれた女性も術者界に行く人が殆どだが
実は他の術者の本家や分家に嫁いでいくこともある。
現に有咲も術者の分家である明石家の一族に迎えられる予定となっていた。舞花にとって花嫁は無縁のものだが。
「もしかしたら呪医になった後も本家の一族たちにお嫁に欲しいって言われたりして…」
「ないない。それに私、嫁ぎたくない」
冗談交じりの言葉をバッサリと言い捨てた舞花に有咲は「ええ?」と言う。
「なんでよ?」
「私は自由に生きたいの。結婚なんてしたら自由な時間が少なくなるじゃない。」
「それはそうだけどさぁ…」
そうこう話している内にあっという間に授業の始まりの鐘が響き渡り、二人は急いで教室に向かった。
-----------------------------
術者の家系は本家というものがある。
その中でも強大な力を持つ術者のいる四大家系がある。
そして三 四大家系の一つである東風谷家
そこでは新たな若き当主が迎えられた。
名は東風谷凪斗。
東風谷家の長男にして術者として優れた能力を持っており
現、最強術者と呼ばれていた。
「凪斗、東風谷家当主就任おめでとう。」
「ありがとうございます。母上。」
祝福しつつも凪斗の母親である京子から厳しい言葉を凪斗はもらう。
「当主になってあなたにはやらなくてはいけないことがあります。分かっていますね?今でも、妖や悪霊などが現れている。この先も術者は皆、戦わなければなりません。無論凪斗もそうです。けれど、凪斗の力だけでは人々を守ること、東風谷家を守ることができません。あなたと同等の力を持つ花嫁が必要です。必ず花嫁を見つけてきなさい。」
「…分かっております。」
授業を受ける教室まで歩いていると不意に有咲から問いかけられる。
「そういえば、もう少しで進路確定しないといけないね」
「舞花なら、術者会からスカウトされているよね?」
「そうね。」
術者会は主に妖や悪霊を倒すことを仕事とする場所だ。
術者を育成する学校の生徒の殆どの卒業後の進路は
術者界だった。
中には術者の力を見初められて誘われた人もいる。
舞花は成績、定期テストの点数も常に第一位かつ強力な術者の力を持つ舞花はここ数年、数多の術者界から誘いを受けている。
しかし、舞花はどれも綺麗に断った。
舞花は分かっていた。術者会の人達は自分ではなく
自分の持つ術者の力を欲していると。
この頃、あやかしと悪霊が活発化しているのもあり
術者界の人達は強い力を持つものをより欲するようになっている。だから強い力を持つ舞花に目をつけ執着し
誘い続けて何度も舞花は断る。
もし、術者界に所属されたら一生その場所に縛られるような気がして舞花は嫌で仕方がなかった。
「けど全部断ったわ。」
「え、そうなの?」
「私は術者界に所属しないわ。
私は呪医になろうと思っているわ。」
「その職業って術を使って患者を治療するのよね?」
「そうよ。」
術者界に所属することを望まない舞花は、
自分の力を誰かのために役に立てたらいいと思い呪医になるという道を選んだ。
呪医になるには医術を学ぶために進学する必要があり
今、舞花は色々な医術を学べる大学を探していた。
術者の家系の生まれといえど、そういった特殊な道に進む者は少なからずいるだろう。
術者界からは自分の力を人のために使うなんてと批判してくるかもしれない。別にそれでいい。
自分のことは自分で決めるものであり他人にどうこう言われる権利などない。
批判されようが知ったことか。
呪医になったことで見損なっても結構だ。
と舞花は思っていた。
舞花の進路を聞いた後、有咲は口を開く。
「私はクレナイ学園を卒業したら、そのままお嫁にいくのよね」
「そんなすぐにお嫁にいくの?」
「そうそう。明石家次期、ご当主様と婚約した時からお嫁に行くのは高校を卒業してからだって決まってたの」
「ふうん」
術者の家系に生まれた女性も術者界に行く人が殆どだが
実は他の術者の本家や分家に嫁いでいくこともある。
現に有咲も術者の分家である明石家の一族に迎えられる予定となっていた。舞花にとって花嫁は無縁のものだが。
「もしかしたら呪医になった後も本家の一族たちにお嫁に欲しいって言われたりして…」
「ないない。それに私、嫁ぎたくない」
冗談交じりの言葉をバッサリと言い捨てた舞花に有咲は「ええ?」と言う。
「なんでよ?」
「私は自由に生きたいの。結婚なんてしたら自由な時間が少なくなるじゃない。」
「それはそうだけどさぁ…」
そうこう話している内にあっという間に授業の始まりの鐘が響き渡り、二人は急いで教室に向かった。
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術者の家系は本家というものがある。
その中でも強大な力を持つ術者のいる四大家系がある。
そして三 四大家系の一つである東風谷家
そこでは新たな若き当主が迎えられた。
名は東風谷凪斗。
東風谷家の長男にして術者として優れた能力を持っており
現、最強術者と呼ばれていた。
「凪斗、東風谷家当主就任おめでとう。」
「ありがとうございます。母上。」
祝福しつつも凪斗の母親である京子から厳しい言葉を凪斗はもらう。
「当主になってあなたにはやらなくてはいけないことがあります。分かっていますね?今でも、妖や悪霊などが現れている。この先も術者は皆、戦わなければなりません。無論凪斗もそうです。けれど、凪斗の力だけでは人々を守ること、東風谷家を守ることができません。あなたと同等の力を持つ花嫁が必要です。必ず花嫁を見つけてきなさい。」
「…分かっております。」