最強術者であることを隠して自由に生きようと思っていましたが現最強術者の花嫁になり溺愛されるようになりました
凪斗side
彼女によって斬られ、灰のように消えていく妖。
そして彼女の隣にいるのは人型の武神。
それを見て凪斗は確信した。
ついに見つけた。自分にふさわしい花嫁を。と
――――――
東風谷家の当主となり、凪斗は様々な仕事に追われていた。
術者の本家の当主との面会、沢山の妖や悪霊のいるいわゆる危険地域と呼ばれる場所への徘徊、そして様々な術者の家系の者たちとの交流会へ参加しつつ花嫁探しを凪斗はしていた。
だが残念なことに花嫁になりたいという者たちはほとんどが俺の花嫁になりたい強い権力を手に入れたいという欲望の眼差しを向けてくる者たちばかり。
そんな者達に凪斗は強い嫌悪感を抱いた。
花嫁を見つけるのはすぐに辞めて、凪斗に色目を使う女性達を払い除け、ことを成したらすぐに交流会から抜けて帰ろうとしたが思ったよりも交流会から抜け出すことができず、その結果…
「お兄ちゃんの嘘つき!今日は私に術の使い方教えてくれるって約束したじゃん!だから、私、東風谷家本屋敷からここに来たのに!」
「す、すまない…思ったよりも交流会が長引いてな…」
仕事を終わらせたら術を教えるという妹である七恵との約束を破ってしまった。
当然、約束を破ったから七恵は頬を膨らませて怒っており申し訳ないと感じてしまう凪斗。
「前も、お兄ちゃん嘘ついたよね!?」
「うぐっ…」
前回も約束を破ったため、何も言えなくて苦虫を噛み潰したような表情を出す凪斗。
「もうお兄ちゃんなんか知らない!」
そう言って、怒り泣きをして七恵は飛び出してしまった。
「はぁ…」
妹に嫌われてしまっただろうか…と絶望して膝から崩れ落ちてしまう。
「全く、七恵にあんな風に言われてへこむなんて」
そんな凪斗の姿を見てた顔に手を当て呆れながらやってきた母。
「へこむでしょう?妹にあんなこと言われて」
「七恵もきっと分かっているのよ。あなたが忙しいってこと。分かってはいるのだけど、やっぱりあなたと遊びたいし学びたいのよ。」
「…」
「きっと、一度落ち着くために外に出ていったのよ。
あなた、行ってあげなさい。あなたが来てくれたらきっと機嫌直すわよ。」
「…はい。」
そう言って凪斗は立ち上がって七恵がいそうな場所を点々とまわっていた時だった。
「色々とまわったが、次はもみじ公園か…って、ん?」
七恵を探している最中に凪斗は見た。
七恵を守りながら、妖に立ち向かおうとする彼女を。
薄くて明るい茶色の髪を下ろし、紫色の瞳を持ち和風軍服を身に纏っている彼女。おそらくクレナイ学園の者だろうと察した。
彼女の隣にいるもう1人の女。
おそらくは武神。それも最上段階の人型の妖だった。
そして武神と共に傷一つつけずに妖をあっけなく倒していった彼女を見て彼女は花嫁に相応しい力を持っていると確信した。
そうと決まれば、彼女に話しかけようとしたが残念なことに彼女はすぐさま去っていってしまった。
(クソっ…間に合わなかった)
「あれ?お兄ちゃんなんでここにいるの?」
「わっ…七恵」
「なんで驚いてるの?」
きょとんとして首を横に傾け問われる凪斗は何とか誤魔化す。
「いや…別に」
「ふうん。それよりお兄ちゃん聞いて!」
「なんだ?」
「さっきね、お姉ちゃん2人に妖から助けてくれたの!
それでね、茶色の髪に紫色の瞳を持ってる綺麗なお姉さんがあっという間に妖を倒してくれたの!」
「…そうか」
「また会えたらいいな〜」
どうやら、七恵は彼女に助けられたことにより彼女に惚れているようだった。
七恵と仲直りし、七恵と母上が帰った後に
凪斗は彼女について調べることにした。
「幸大」
忠実な部下を呼び出す。
「はい。なんでございますか当主様」
「クレナイ学園の淡い茶色の髪に紫色の瞳を持つ女子生徒を調べてくれ。」
「かしこまりました。」
彼女によって斬られ、灰のように消えていく妖。
そして彼女の隣にいるのは人型の武神。
それを見て凪斗は確信した。
ついに見つけた。自分にふさわしい花嫁を。と
――――――
東風谷家の当主となり、凪斗は様々な仕事に追われていた。
術者の本家の当主との面会、沢山の妖や悪霊のいるいわゆる危険地域と呼ばれる場所への徘徊、そして様々な術者の家系の者たちとの交流会へ参加しつつ花嫁探しを凪斗はしていた。
だが残念なことに花嫁になりたいという者たちはほとんどが俺の花嫁になりたい強い権力を手に入れたいという欲望の眼差しを向けてくる者たちばかり。
そんな者達に凪斗は強い嫌悪感を抱いた。
花嫁を見つけるのはすぐに辞めて、凪斗に色目を使う女性達を払い除け、ことを成したらすぐに交流会から抜けて帰ろうとしたが思ったよりも交流会から抜け出すことができず、その結果…
「お兄ちゃんの嘘つき!今日は私に術の使い方教えてくれるって約束したじゃん!だから、私、東風谷家本屋敷からここに来たのに!」
「す、すまない…思ったよりも交流会が長引いてな…」
仕事を終わらせたら術を教えるという妹である七恵との約束を破ってしまった。
当然、約束を破ったから七恵は頬を膨らませて怒っており申し訳ないと感じてしまう凪斗。
「前も、お兄ちゃん嘘ついたよね!?」
「うぐっ…」
前回も約束を破ったため、何も言えなくて苦虫を噛み潰したような表情を出す凪斗。
「もうお兄ちゃんなんか知らない!」
そう言って、怒り泣きをして七恵は飛び出してしまった。
「はぁ…」
妹に嫌われてしまっただろうか…と絶望して膝から崩れ落ちてしまう。
「全く、七恵にあんな風に言われてへこむなんて」
そんな凪斗の姿を見てた顔に手を当て呆れながらやってきた母。
「へこむでしょう?妹にあんなこと言われて」
「七恵もきっと分かっているのよ。あなたが忙しいってこと。分かってはいるのだけど、やっぱりあなたと遊びたいし学びたいのよ。」
「…」
「きっと、一度落ち着くために外に出ていったのよ。
あなた、行ってあげなさい。あなたが来てくれたらきっと機嫌直すわよ。」
「…はい。」
そう言って凪斗は立ち上がって七恵がいそうな場所を点々とまわっていた時だった。
「色々とまわったが、次はもみじ公園か…って、ん?」
七恵を探している最中に凪斗は見た。
七恵を守りながら、妖に立ち向かおうとする彼女を。
薄くて明るい茶色の髪を下ろし、紫色の瞳を持ち和風軍服を身に纏っている彼女。おそらくクレナイ学園の者だろうと察した。
彼女の隣にいるもう1人の女。
おそらくは武神。それも最上段階の人型の妖だった。
そして武神と共に傷一つつけずに妖をあっけなく倒していった彼女を見て彼女は花嫁に相応しい力を持っていると確信した。
そうと決まれば、彼女に話しかけようとしたが残念なことに彼女はすぐさま去っていってしまった。
(クソっ…間に合わなかった)
「あれ?お兄ちゃんなんでここにいるの?」
「わっ…七恵」
「なんで驚いてるの?」
きょとんとして首を横に傾け問われる凪斗は何とか誤魔化す。
「いや…別に」
「ふうん。それよりお兄ちゃん聞いて!」
「なんだ?」
「さっきね、お姉ちゃん2人に妖から助けてくれたの!
それでね、茶色の髪に紫色の瞳を持ってる綺麗なお姉さんがあっという間に妖を倒してくれたの!」
「…そうか」
「また会えたらいいな〜」
どうやら、七恵は彼女に助けられたことにより彼女に惚れているようだった。
七恵と仲直りし、七恵と母上が帰った後に
凪斗は彼女について調べることにした。
「幸大」
忠実な部下を呼び出す。
「はい。なんでございますか当主様」
「クレナイ学園の淡い茶色の髪に紫色の瞳を持つ女子生徒を調べてくれ。」
「かしこまりました。」