【ご令嬢はいつでもシリーズ5】悪役令嬢の厄落とし! 一年契約の婚約者に妬かれても、節約して推しのライブ予約してあるので早く帰りたい。だめなら胃腸薬ください!
ジェイドが去ったあと、俺は自室でベアトリスが来るのを迎えた。
「エバン様、もうリストの半分以上の方々にお手紙を送りましたわ!」
部屋に通されるなり、ベアトリスは、パッと笑う。強い生命力と若さが溢れ、まるで一点の赤いバラのように視線が引き付けられる。
うっ……。
これが演技だとわかっていなかったら、気を許してしまう輩も多かろう……。